2012年12月27日木曜日

「ボーダーランズ2」をさっそく遊んできた。ローカライズの完成度には「クラップトラップ」ファンも納得&

ソニー?コンピュータエンタテインメントブース  テイクツー?インタラクティブ?ジャパン(以下,テイクツー)から2012年10月25日に発売予定の「ボーダーランズ2」( / )。柧━博`ムショウ2012では,ソニー?コンピュータエンタテインメントブースにてプレイアブル出展されていた。
 今回はテイクツーでローカライズアシスタントを務める有田泰尚氏の解説をもらうことができたので,氏のコメントも交えつつ,試遊レポートをお届けしてみたい。

 ちなみに試遊台は2台。いずれもソニーの新型ヘッドマウントディスプレイに接続されていた,メイプルストーリー RMT。HMZ-T2は3D立体視に対応するが,コンシューマ版ボーダーランズ2は3D立体視に対応していないので,平面視でのプレイとなる。

ブース内部(左)と体験中の様子(右)

明確な「倒すべき敵」が登場した新作日本語ローカライズの完成度は期待してよさそう
 さて,HMZ-T2をビシっと装着し,やってきましたボーダーランズ2。ヘッドマウントディスプレイの画面越しに広がるのは,いつもの荒涼とした惑星パンドラの大地だ。なんというか,またきてしまったという感じで,実に感慨深い。

 有田氏の説明によれば,今回プレイできるのはゲーム中盤における重要なミッションとのこと。目的は,前作から引き続きの登場で,今回はNPCとなるモーデカイ(Mordecai)の相棒,ブラッドウィング(Bloodwing)を,敵の手から取り返すことにある。
 どうやらブラッドウィングの首には,クラップトラップ(Claptrap,前作にも登場したマスコットロボット)のアップデートプログラムがくくりつけられているようで,プレイヤーはそれを入手するために,モーデカイの依頼を受けることになったようだ。

 そしてブラッドウィングをさらったのは,プレイヤーの敵役であるハンサム?ジャック(Handsome Jack)。惑星パンドラを支配せんとする彼はボーダーランズ2において明確な悪役として設定されており,プレイヤー達の行く先々で彼の影がちらつくとのことである。
物語の裏で暗躍するハンサム?ジャック。分かりやすい悪役として登場する彼は,FF11 RMT,プレイヤーの動機が曖昧だった前作の反省に立って,プレイヤーに明確な目的を与えるべく用意されたキャラクターだという
 筆者がプレイしたキャラクターはさまざまな重火器を操るサルバドール(Salvador)だ。有田氏の操作するマヤ(Maya)に導かれつつ,次々に押し寄せる敵を倒していく。
 ショットガンにマシンガン,ハンドガンなど,実際に幾つもの武器を切り替えながら戦うことができ,火力については申し分のない……のだが,筆者がアナログスティックによる操作に慣れていないために,マヤにピンチを何度も助けられるハメに。うぐぐ,本当に申し訳ない。
ソニー?コンピュータエンタテインメントブースなので当たり前だが試遊台はPlayStation 3。一般公開日にプレイしたい人はこの写真でボタン配置を押さえておくといいだろう
 途中,ゲートを開くために敵の猛攻をくぐり抜けるというシーンはクリアしたものの,結局試遊時間内にブラッドウィングを助けるには至らず,今回の試遊はそこで終了となってしまった。パワーアップしたクラップトラップの姿が見たかったのだが,実に残念である。
 ちなみに有田氏いわく,パワーアップと言っても頭脳面ではなく機能面とのことなので,クラップトラップファンは安心(?)してほしい。
お馴染みの敵キャラクター達も続々と登場する本作。今回の試遊中にも,前作に登場したスカッグ(Skag)やバンディット(Bandit)など,見覚えのあるキャラクター達が襲いかかってきた
 プレイ後,あらためて有田氏に話を聞いたのだが,ボーダーランズ2では前作と比べてもストーリー部分のボリュームがかなり増えているとのことで,翻訳にも苦労したそうだ。ただ,その甲斐あって,ボーダーランズ特有の“強い”言い回しも,きちんと日本語に落とし込まれているそうである。
 前作をPC英語版でプレイしていた筆者にとっては,完全に日本語化されたユーザーインタフェースと,日本語音声がそもそも新鮮だったのだが,言われてみれば,筆者が遊んだ範囲では,確かにとても雰囲気が出ている印象だった。

 なお,有田氏から次のようなコメントが,読者宛てに届いている。

 「ボーダーランズ2はかなりのボリュームがあり,前作と比べても長時間お楽しみいただけると思います。ボリュームと言ってもいろいろな種類がありますが,膨大な数の武器にメインストーリーの面白さ,そして200を越えるサブストーリーなど,見どころが満載です。前作のプレイヤー,とくにクラップトラップファンの人はかなり満足できるはずですよ。もう。かなりのクラップトラップ率ですから(笑)」(有田氏)

前作に登場したローランド(Roland)がいなくなって,ヒーラー役はどうなるの? とお嘆きの読者もいると思うが,「ボーダーランズ2では,スキルの振り方次第で,どのキャラクターでもヒーラー役を担える」(有田氏)とのこと。自由度はかなり高くなりそうだ
 本作はZ指定なので,発売を心待ちにしている18歳以上の人は,いよいよ来月に迫った日本語版の発売を楽しみにしておこう。ちなみにHMZ-T2はもちろん必須ではないのだが,用意できると,ライトノベル/アニメの「ソードアート?オンライン」(というか「ガンゲイル?オンライン」のほう)」っぽくて,それはそれでいいかもしれないなあ。
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