GDCは,PCゲーム,コンシューマゲームで世界中から一流の開発者達が集まり,話題のゲームの舞台裏や最新作に関する技術発表など,世界最先端の講演が数多く行われ,ゲーム開発者同士の交流の場としても親しまれている。今後のゲーム業界の動向を占ううえでも欠かせないイベントといっていいだろう。
今年の基調講演は,ニンテンドー3DSを日本で発売したばかりの任天堂の岩田氏が行うほか,SCEのNext Generation Portableに関するセッションも行われるなど,新世代プラットフォームへの移行がトピックになっているほか,携帯電話やソーシャルゲーム関係の比重がかなり上がってきているのが特徴といえるだろう。
5日間にわたるゲーム業界注目の一大イベントを,現地取材班によるホットな記事でお届けしたい。
価格は,パッケージ版が両機種ともに3990円(税込),ダウンロード版はPS3版が3500円(税込),Xbox 360版が2400マイクロソフトポイントとなっている。
なおXbox 360のパッケージ版は,それ単体でAwakeningがプレイ可能だが,PS3のパッケージ版を遊ぶには本編(Origins)のディスクが必要となる。またダウンロード版をプレイする際には,PS3版 / Xbox 360版共に本編ディスクが必要なので,これからAwakeningを購入予定の人は注意してほしい。ちなみにセーブデータは,両機種とも本編のものを引き継ぐことができるので,その点に関してもお忘れなく。
さて本稿では,Awakeningで追加された新要素をメインに紹介していく。Originsをプレイ済みで,本作の購入を検討しているという人はぜひチェックしてほしい。なおOriginsの概要と魅力については,以下の記事でたっぷりと紹介しているので,予備知識のない人はあわせて目を通すといいだろう。
数々の新要素を活用し
本編の後日談となる新シナリオを戦い抜け
Awakeningの冒険の舞台は,Originsの冒険の舞台であるフェレルデンの北枻宋恢盲工胄楼蕙氓住哎ⅴ蕙楗螗伐蟆薄%抓欹ぅ洎`は,数世紀にわたって世界を守ってきた戦闘集団“グレイ?ウォーデン”の司令官となり,仲間を率いて,知性を持ち始めたダークスポーンどもと戦うことになる。
物語は,本編の6か月後,グレイ?ウォーデンの司令官である主人公がビジルの要塞に到着したところからスタートする。ネタバレを避けるために詳しくは紹介しないが,ダークスポーンとの戦闘はゲーム序盤から楽しめる。旅の仲間もどんどん増えていくので,Dragon Ageの奥深い戦闘システムをすぐに満喫できるはずだ。
Originsで話題になった過激な表現も,ごく一部を除いて北米版そのままの仕様となっており,ここは洋ゲーファンにとって嬉しいところかもしれない。加えてAwakeningでは,よりグロテスクなデザインのクリーチャーが登場するほか,何体かの凶悪な巨大ボスも追加されている。とかく過激な表現に注目が集まりがちな本作だが,クリーチャーデザインにも相当力が入っている作品なので,ドラクエ10 RMT,そういった点にも着目しつつ,戦闘を楽しんでみるといいだろう。
会話選択肢のバリエーションの豊富さが生み出す,ダイナミックなストーリー展開もDragon Ageシリーズの特徴の1つだが,それはAwakeningにもしっかりと継承されている。プレイヤーキャラクターの言動次第で,仲間の好感度が変化する程度のRPGであれば珍しくないが,本作ではプレイヤーの選択が,1つの街の運命さえ左右することがあるのだから驚きだ。自分の演じた役割によって,キャラクターを取り巻くゲーム世界がどんどん変化していくというゲーム体験と,ドラゴンクエスト10 RMT,それがもたらす圧倒的な没入感を,ぜひ満喫してほしい。
キャラクター成長の楽しみが大きくアップ
Awakeningならではの濃密な冒険を満喫しよう
追加されたサブクラスは,戦士系の精霊戦士(タンク向け),ガーディアン(どちらかというとタンク向け),ローグ系の軍団偵察兵(どちらかというとタンク向け),シャドウ(近接アタッカー向け),そして魔道士系の伝承者(ブラッドメイジのような遠距離攻撃職向け),バトルメイジ(魔法戦士のようなタンク向け)となっており,キャラクター育成の幅が大きく広がる。加えてAwakeningでは,キャラクターのレベルキャップが25から35に拡張されているので,Originsを隅から隅まで楽しんだという人でも,さらなるやり込みプレイが楽しめるはずだ。
そうなると,戦闘のパワーバランスがプレイヤーサイドに傾くのではないか,と考える人もいるだろう。しかし,Awakeningに登場するダークスポーンは非常に狡猾だ。ゲームの難度をカジュアルに設定していれば楽勝だろうが,ノーマルやハード,ナイトメアにチャレンジするとなると話は別である。新たに追加されたアイテムやスキル,そしてサブクラスをフル活用しなければ,苦戦は必至である。本編からキャラクターデータを引き継いでプレイするならば,一度はノーマル以上の難度を試してみる価値があるだろう。
ちなみに本作は,普通にプレイしていれば10時間?15時間もあればクリアできるボリュームとなっており,人によっては「あっさりしている」という印象を抱くかもしれない。(引き継いだデータが強すぎて)戦闘が楽勝すぎると感じたら,難度を一段階上げるなどして調整しつつ,より手強くなった敵との戦闘や,濃密なストーリー展開,そして大きく幅が広がったキャラクター育成を楽しんでほしい。
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