から6月25日にリリースされたPSP用ソフト「」のビジネスモデルが面白い。ゲーム本体を無料で提供し,追加シナリオやアイテムを有料で販売する──すなわち,PCオンラインゲームでは今やスタンダードとなった,基本プレイ無料/アイテム課金モデルを採用しているのだ。さらにゲーム自体も,最大4人までの協力プレイをサポートしているという。 マルチプレイモードをウリにしたコンシューマゲームはもはや珍しくない(むしろ流行っている)昨今だが,ビジネスモデルまでオンラインゲームのやり方を取り込もうとしている例はほとんどない。 今回では,本作の企画/開発を手がけるアクワイアに赴いて,代表取締役を務める遠藤琢磨氏と本作のプロデューサーである広瀬和彦氏に,いろいろと話を聞いてみた。 PCオンラインゲーム市場では,今や当たり前となった「基本無料」のビジネスモデルは,果たしてコンソールゲーム市場でも通用するのだろうか。 「PSPでMMORPGを展開したい」が当初の構想。最大の争点は無料か否か : 本日はよろしくお願いします。 バクマツ☆維新伝は,ゲーム本編を無料配信するという,これまでのPSP用ソフトにはなかった新しいビジネスモデルを採用していますよね。ソフト本体を無料で提供して,追加シナリオやアイテムを販売するという,PCオンラインゲームやモバイルアプリでいうところの基本プレイ無料/アイテム課金モデルですが。 遠藤琢磨氏(以下,遠藤氏): コンシューマでも一部のコンテンツで似たようなモデルを採用しているケースもありますが,本格的なものとしては本作が初めてになると思います。 : 今日はその部分にフォーカスしてお話を聞きたかったんです。今回,そうしたビジネスモデルを採用した意図や経緯などを教えてください。 広瀬和彦氏(以下,広瀬氏): もともと私達は,PSPでMMORPGのようなことができないかと以前から模索していました,Buy Diablo 3 Gold。しかしオンラインに常時接続するようなゲームは,PSPのユーザーにはマッチしない傾向があります,Cheap Diablo 3 Gold。そこで最初のトライアルとして,「スタンドアロンでも遊べてアドホックで協力プレイができるゲーム」にアイテム課金モデルを組み合わせようと考えたんです。 遠藤氏: 実のところ,最初は無料にするつもりはなかったんですよ。しかし広告宣伝の見地から,無料と謳うことで話題性を強めたほうが効果があるのではないかと考えました。PSPでは初となる試みという意味で見れば,いわゆるブルーオーシャン戦略にも適しますしね
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