9月9日にウォルト?ディズニー?ジャパンより発売が予定されているPlayStation 3用ソフト(以下,SPLIT SECOND)では,ように,7月1日からPlaystation Storeで体験版の配信がスタートしている。 レースゲームというと,リアルさを売りにしたシミュレーター系と,ゲーム性を売りにしたアクション系に大別されるが,本作は後者にあたり,純粋に速さを競うだけではなく,抜けない相手は破壊してしまえというスタンスの,いわゆるデストラクション系アクションレースだ。 アクションレースというカテゴリ自体には,ほかにもさまざまなタイトルが見受けられるし,読者ならプレイ経験のある人も多いだろう。しかし,本作は攻撃手段が独特であり,類似タイトルとは一線を画している。車体をぶつけたり飛び道具を使ったりといった攻撃ではなく,コース上に仕掛けられたさまざまなギミックを利用するという,ドラクエ10 RMT,間接的かつ派手な手段によってライバル車を大破させていくのだ,アラド戦記 RMT。 なかなかイメージしにくい部分もあるかもしれない。そんな人に向けて,本作の概要を紹介しつつ,体験版のインプレッションをレポートしよう。 コースマップもなければスピードメーターもなし! だが,その割り切りが潔い SPLIT SECONDをプレイしてみると,レースゲームにあるはずのものが画面上に見当たらないことに気づく。例えば,走行中に無意識に目が行くであろう,レイアウトを俯瞰で表示してくれるコースマップがない。右コーナーなのか左コーナーなのかといったことを,コースマップで確認しながら走るのがレースゲームの常識だが,本作では一切表示されない仕様なのだ。 またコーナーの進入や脱出時の目安として欠かせないスピードメーターやタコメーターといった計器類の表示もない。そしてステージのほとんどが街中や公共施設ということで見通しも悪く,初見のコースは手探り状態となる。これはレースゲームとしていかがなものか……と,最初のうちはどうにも不安な気持ちになるのだが,プレイしていくうちに印象が大きく変わってくるはずだ。 コースはギミックの作動によって変化するため,1周目と2周目が同じレイアウトには,まずならない。さらにコースの真ん中に巨大な障害物が鎮座していたり,飛行機が墜落してきたりと,その場その場で対処しなければならないことが多く,コースマップがあったところで結局は役に立たないのだ。 計器類についても同様で,毎周回同じラインをとれるはずもなく,スポーツマンシップなど糞食らえと言わんばかりにコーナリング中も体当たりを見舞ってくるライバルカーがいる以上,回転数を維持しようが速度を維持しようがまったくの無意味
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