2013年2月27日水曜日

[CEDEC 2012]時代はFlashからHTML5に移行するのか? DeNAが推進する“Flash&HTML5”という選択_1

ディー?エヌ?エー ソーシャル事業部 パートナーアライアンス統括部 サービス推進部テクニカルコンサルティンググループ グループリーダー エンジニア 水島壮太氏  日本最大のゲーム開発者会議,の2日め(2012年8月21日),ディー?エヌ?エー(以下,DeNA)の水島壮太氏による「Next Generation Web SocialGame Platform」と題した講演が行われた。このセッションでは,同社の新ツールが紹介されるとともに,同社の世界展開などについても示された。  冒頭,Mobageの世界展開などを軽く説明した水島氏が示したのが,  8.15 という数字だ。  これは2012年8月15日をもってAndroidのWebブラウザでの「Flash Player」のサポートが終了したことを意味する。  以前,アドビのイベントに行ったときは,ブラウザでのサポートはなくなるが,AirにシフトするだけでむしろFlashの再生環境は強化していくから大丈夫,といった感じの説明を受けて,そういうものなのかと思っていたのだが(),現場ではまったくそういうことはなかったようだ。Webゲーム業界にとっては,一大事だ。  では,これからAndroidでFlashベースのゲームはどうしたらいいのか,という問題についてのDeNAの回答が「ExGame」というシステムである。以前,でも軽く紹介したことがあるのだが,これはもともと,DQ10 RMT,Flash再生機能を持たないiPhoneなどでFlashゲームをそのまま動かすための環境として作られたものだ。  FlashのないiOSで有効だったのなら,FlashPlayerがなくなったあとのAndroidでも使えそうだというのはだいたい分かるだろう。Android 2.2以降なら利用できるとのこと。 FlashのSWFファイルを動かすExGame。左はFlashと並べて動作比較をしているところ。起動のタイミングが若干ずれているので少し絵は違うが,動作としてはまったく同じだ。右は,そのHTMLソース,ドラゴンクエスト10 RMT。赤い部分の3行を入れるだけで利用できる  ちなみに,同社は「ngCore」というミドルウェアも提供しており,スマートフォン用のアプリを作成する方向も推進している。現在はWebベースのゲームとアプリベースのゲームが混在しているわけだが,それぞれの利点について水島氏はまとめていた。  総合的に見ると,Webベースのもののほうがメリットは大きいようだ
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